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Eat Just シンガポールで生産し世界販売へ Part 2 群馬県赤城和牛鳥山牧場

昨日、下記ブログをアップしまして、今日はそのPart2となります。

世界初シンガポールCell based 鶏肉販売認可!Eat Just シンガポールで生産し世界販売へ。食品業界、サプライチェーンは大きく変わる

こちらがYoutubeバージョンになります。

世界初シンガポールCell based 鶏肉販売認可!群馬県赤城和牛も来年認可? Eat Just シンガポール生産し世界販売へ。環境規制、健康志向、バイオテックで、食品業界やサプライチェーン変化 - YouTube

 

Bloombergの記事では、Cultured (細胞でつくられた肉ベースの)burgersが次にくる。Eat Justは来年上半期にLab Created (研究所でつくられた)Beefの認可申請を予定との記載がありました。

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Eat Justのウェブサイトへいってみると、Meatページがあって、

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なんとそこに、群馬県の鳥山牧場とのパートナーシップが記載されていました!つまり、鳥山牧場の和牛の細胞をベースに、Eat JustはCultured Beefを開発し、鳥山牧場と長年関係のあるAwanoグループにより販売されるとのこと。

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こちらが鳥山牧場のウェブサイト

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美味しそうですねー。ギフトでも販売されてますよー。

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うぇぶさいと 

 

目をみはるのは英語のウェブサイトのQualityの高さ

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会社概要をみると、1948年創業。群馬県の畜産業を営む会社が、シリコンバレーのフードテック会社と協業して、Cell based和牛を国際展開している状況。すごいCOOLですね!

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調べてみたら昨年12月にNikkei Asiaで特集されていました。こちらの写真に掲載されている方は鳥山さんでしょうか?

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こちらの見出し、PasturesからSilicon ValleyのPetri dishesへ。

つまり、Pastures - このようなイメージから

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こちらへ

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記事では、まず世界的に和牛が有名になるなか、鳥山牧場が、一歩先を目指しててシリコンバレーの会社と和牛細胞をつかったCultured Meatで協業と紹介され、

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一歩先に進んだバックグラウンドとして、コスト増をあげています。

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そして、一旦製品できあがったらAwanoグループから販売とのこと。

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こちらがAwanoグループのページになります。なんと日本に期限をもつ、シンガポールの企業です。

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Far Growing Animal Protein Consumption Marketのリーディング企業みたいですね。

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既存の和牛畜産ビジネスシステムの限界として、急速な高齢化の状況と、遺伝子操作によるTopクラスの和牛生産が簡単に実現できてしまう状況(つまり、畜産農家として高いResourcesをかけて品質を高めた、維持したとしても、差別化がしにくく、市場での価格競争に飲み込まれてしまう)あるとのこと。

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和牛の需要は世界的に急増しており(国内市場が縮むなか)、2019年1月から10月の間に32.5%も輸出が伸び、日本酒よりも多い。

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ただ、国内には、和牛は国の宝であり、DNAを国外に持ち出すことに抵抗感もある。

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実際、和牛の遺伝子の国内譲渡が2018年に問題となり、日本政府も2020年1月にようやく和牛遺伝子保護の法規制の検討にはいった。

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2020年4月に法律が制定され

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罰則規定も明確になりました。

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2020年10月に施行されました。

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今回のEast Justの鶏肉のニュースから、鳥山牧場を知り、群馬県の畜産農家の方が、その強みを活かせるうちに、シリコンバレーのfoodテクノジー会社Justと提携して、世界を視野に和牛生産販売を進めていることに、改めてすごいなーと思いました。

 

Eat Justはシンガポール政府とともに、Cultured卵、Meatをシンガポールの工場で生産し世界販売することで動き出し、シンガポール政府は世界に先駆けてCultured鶏肉販売を認可。来年には、鳥山牧場の和牛の細胞をベースとした牛肉も認可申請でしょうか。

 

シンガポールの30x30 Vision、Climate Changes、Green Strategy、Pandemicのなかの食料自給のなか、シンガポールはきちっと成し遂げて、世界をリードしていくんだろうなあと思いました。

 

皆さん、今日もBruceのブログをみていただいてどうもありがとうございました。Youtubeもよければ見てください!

 

今日も皆さんにとっていい日になりますように。Good Day !