Singapore R&D SGD25b 2兆円 投資先は?2025年計画からみえるもの。
12月11日、シンガポール政府は、これから5年、2021年から2025年の間、SGD 25B約2兆円を研究開発に投資すると発表しました。
Youtube版は下記となります。
SGD 25BはGDP1%にあたるもの。これまでの5年間は19Bだったことを考慮すれば、約20%上昇。
内閣府ぺージに、記者会見のようすが掲載されています。
下記プレスリリースとPlanの概要は、内閣府のページからダウンロードできます。
Research , Innovation and Enterprise の頭文字をとって、RIE2025と呼んでいます。
内閣府National Research Foundationのページでは、RIE2025年の7部門が記載されています。
4つのStrategic Domainとして、
Manufacturing, Trade and Connectivity, (製造)
Human health and Potential(健康)
Urban Solution and sustainability (持続可能性)
Smart Nation and the digital economy (デジタル経済)
製造と健康は以前からフォーカスしており、伸びてきている部門は持続可能性とデジタル経済。メディアにて別途記事にされている分野もこの2つとなります。
まずは、持続可能性から。
Strait Timesからの記事が下記となります。
低炭素化の代替物―水素、炭素の回収や貯蔵へのフォーカスが記載されています。
Climate science 気候科学、健康な町開発。開発にロボット、オートメーション、3Dコンクリート印刷へのフォーカスの記述もあります。
デジタル経済に関しては、レポートの抜粋は下記となり、
Strait timesも別途記事を出していまして、AI,5G, サイバーセキュリティ(無人車、遠隔医療)、電気自動車がフォーカスエリアとのコメントがあります。
4つのCore以外に人材育成では、下記がレポート抜粋になります。
SGD2.2bを科学者やリサーチャーのトレーニングにあてたり、4700人の修士博士課程の学費等に使われるとのこと。そして、前回の5か年計画よりも予算が300m上乗せされたとのこと。シンガポールは科学技術のトップクラスに向けて着々ですね。