FIRE投資家BruceのSingaporeは面白い!

シンガポールのスタートアップ、投資やビジネスの情報をお伝えします!

Singapore R&D SGD25b 2兆円 投資先は?2025年計画からみえるもの。

12月11日、シンガポール政府は、これから5年、2021年から2025年の間、SGD 25B約2兆円を研究開発に投資すると発表しました。

Youtube版は下記となります。

youtu.be

 

 

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SGD 25BはGDP1%にあたるもの。これまでの5年間は19Bだったことを考慮すれば、約20%上昇。

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内閣府ぺージに、記者会見のようすが掲載されています。

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下記プレスリリースとPlanの概要は、内閣府のページからダウンロードできます。

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 Research , Innovation and Enterprise の頭文字をとって、RIE2025と呼んでいます。

内閣府National Research Foundationのページでは、RIE2025年の7部門が記載されています。

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4つのStrategic Domainとして、

Manufacturing, Trade and Connectivity, (製造)

Human health and Potential(健康)

Urban Solution and sustainability (持続可能性)

Smart Nation and the digital economy (デジタル経済)

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製造と健康は以前からフォーカスしており、伸びてきている部門は持続可能性とデジタル経済。メディアにて別途記事にされている分野もこの2つとなります。

まずは、持続可能性から。

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Strait Timesからの記事が下記となります。

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低炭素化の代替物―水素、炭素の回収や貯蔵へのフォーカスが記載されています。

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Climate science 気候科学、健康な町開発。開発にロボット、オートメーション、3Dコンクリート印刷へのフォーカスの記述もあります。

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f:id:FIREInvestorBruce:20201222171707p:plainデジタル経済に関しては、レポートの抜粋は下記となり、

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Strait timesも別途記事を出していまして、AI,5G, サイバーセキュリティ(無人車、遠隔医療)、電気自動車がフォーカスエリアとのコメントがあります。

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4つのCore以外に人材育成では、下記がレポート抜粋になります。

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SGD2.2bを科学者やリサーチャーのトレーニングにあてたり、4700人の修士博士課程の学費等に使われるとのこと。そして、前回の5か年計画よりも予算が300m上乗せされたとのこと。シンガポールは科学技術のトップクラスに向けて着々ですね。

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5 Big Idea – 2020年Singapore Fintech Festivalを終えて。Insurance Claim, Green Finance Financial Inclusion Crypto Trust

2020年Singapore Fintech Festivalが終わり、Strait timesより、Festivalsからの5つの大きなアイデアという記事がでました。

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1つめの大きなアイデアは、Making Insurance Claim more efficient。シンガポールが、技術を生かし効率的な保険求償プラットフォームを設立というアイデア

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同じ求償がされたり、人的エラーがあったり、処理時間がかかったりするなか、効率化のためのプラットフォームが求められている。しかし、一見簡単なようにみえるけれども、扱うデータが人の病気の内容など、Sensitive情報。Sensitive情報をいかに、いろいろな企業・団体が共有しながら、また患者さんの同意をとりながら、効率化を進めるのかとても難しいところ。

 

MAS総裁は、病院は、様々なシステムにアクセスしなければならないし、異なる保険会社に情報提供しなければならない。今だにこれらのプロセスを紙で行っていると指摘し、このプラットホームの必要性を強調。

 

MAS,は Ministry of Health and the Integrated Health Information Systemsとパートナーを組み、来年にはパイロット版を提供するとのことです。

 

CNAでも、この件をとりあげているので、下記参照ください。

New tech platform to be launched to speed up insurance claims | Video - CNA (channelnewsasia.com)

 

2.次のアイデアは、Ramping Up Green Finance to meet environmental goals。グリーンファイナンスを進めて、環境保護の目的を果たすというもの。

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12月8日にMASが、中国とシンガポールは、コロナ回復後の金融協力体制の拡大とプレスリリースしており、そのうちの一つのイニシアティブが、Green Finance。

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ダボス会議で有名な世界経済フォーラムのサイトでは、なぜGreen Financeが重要かのページあり、来年シンガポール開催のダボス会議でも主要アジェンダになりそう。

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ここでは、Green Finance は、環境にとってよい結果をもたらす、金融活動と定義づけされています。Green Financeのなかで最も活発なのがGreen Bondの発行。環境保全に考慮したプロジェクトへの債権をGreen Bondと呼ぶが、今や取引額はUSD 2.26tririon。250兆円にも及び、現在米国、中国、フランスがそのトップランナーにいる。

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3つ目のアイデアは、Usinging Inovation to Widen FInancial Inclusion。イノベーションを進め、ファイナンスインクルージョンを拡大すること。

f:id:FIREInvestorBruce:20201215153837p:plainファイナンスインクルージョンとは、もともと、発展途上国で銀行口座をもたない人たちに、いかに金融へアクセスできる体制を整えるかというinitiative。Includeが、含めるという意味合いから、今まで含まれていなかったものを含めるinitiativeという感じ。

 

今は、先進国の中小企業が、大企業同様の信用供与されるシステムが提供されていなくて、いかに中小企業を、その環境に含める(Include)できるかということが、ここでのテーマう。

 

CNAからは、今回デジタル銀行創設等により、MSME= Micro Small Midium Enterprise(零細、中小企業)から、融資や出資に必要な(労力や困難が伴う申請などの)障害を取り除いたり、新たにAI、データ分析やオープンバンキングを使った融資や出資が可能となり、零細・中小企業は融資や出資にアクセスしやすくなるだろうとのコメント。

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日本のページを検索したら、丸井のページが同じ方向性で対応していました。中小企業のかわりに、今まで金融サービスにアクセスできなかった若者に、FINTECHで、若者をInclude取り入れるというメッセージを出していますね。

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4つ目のアイデアは、Institutional adoption of cryptocurrency。仮想通貨への機関投資家の参入があげられています。

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DBSが世界初の仮想通貨取引所を開設というニュースを、CNAが動画で出していますのでこちら参照ください。

DBS to launch world's first crypto exchange backed by a traditional bank - YouTube

 

5つ目のアイデアは、Tech Firms need to earn users trust.  Tech企業は、ユーザーからの信用を勝ち取らなければならない。先週月曜日にFintech FestivalでマイクロソフトCEOSatyaさんがおっしゃったコメント。

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マイクロフォーカスは信用を勝ち取るため、プライバシー、サイバーセキュリティ、AI倫理、インターネットの安全性の4つをベースに対応するとコメントしています。こちらのインタビュー記事は下記から動画でみれますので参照ください。

Leaders Series: Resilience and the Future of Digital Transformation - YouTube

 

Youtube版は下記となります。

youtu.be

 

2020年12月13日週シンガポールビジネススケジュール

こんにちはBruceです!新しい週がやってきました。

2020年12月6日週シンガポールビジネススケジュールまとめてみましたので、ブログにアップデイトします。

英語版はYoutubeで動画をあげていますのでそちらを参照してください。

【English】Week of Dec 13 Singapore Business Events & Schedule. Non Oil Export. 2 IPOs - YouTube

 

Key Events下記となりまーす。年末が近づいてきたのか、Eventsは少なくなってきてます。今年も終わりに近づいてきましたね。

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12月14日

最初のイベントは、Lippo Malls Indonesia Retail Trustの臨時総会が12月14日開催されます。Lippo Mallsのサイトに臨時総会概要が掲載されています。

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こちらの会社のウェブサイトでは、UnitfoldersやSGXからの質問、回答をウェブサイトに掲載しています。SGXからの質問をみますと、Occupancy RatioとTenants TerminationのClarificationでした。詳細こちらのサイトからご参照ください。

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この銘柄は、株価パフォーマンスが悪く、リカバリー株が回復するなか、いまだに52週最安値に近いあたりで、低空飛行ですね。

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12月14日の2番目のイベントは、AEDGE GROUP LIMITEDのIPOです。

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IPO価格は20cents。発行株式数は16百万株。

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ことらの会社は3つのサービス、Engineering サービス、Security and Manpower サービス、Transportationサービスを提供しています。

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12月15日

ICBC CSOP FTSE中国国債インデックスETFの配当権利落ち日となります。

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このETFは、IPO時に、人気のある中国国債のETFがシンガポールにてUSDにて取引ができるとして人気がでましたね。

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9月のIPOから3カ月たった今、12月ですね。4半期の配当権利日がきたという状況です。株価のパフォーマンスはフラット、配当は、4半期分USD0.075でした。SGXのサイトをご参照ください。

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12月16日

アジアの映画・ドラマ制作会社、ライブイベント会社のG.H.Y Culture & MediaがIPOします。もうすでに投資すると宣言している会社には、中国のYoutube、iQIYI関連会社が入っていますね。

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こちらが会社のウェブサイトになります。

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12月17日

2つの経済指標が発表となりました。

一つ目は、11月のNon Oil Domestic Exportとなります。 Domestic Exportとは、Re-Exportの部分を除いたExportとなります。中継貿易拠点シンガポールでは、Re-Export部分も多く、シンガポールにてValue Addedされた部分を数値として発表しています。Re-ExportとDomestic Exportの違いは下記参照願います。

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先月は、前年比3.1% Negativeの結果がでました。Non-Electric そのなかでも(金価格下落による)Non Monetary Goldの輸出の減少が主な原因とのこと。

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2つ目は、11月のBalance of Tradeとなります。シンガポールが輸出に頼っている国ゆえ、常に輸出超の状況で、1年にわたって結構フラットですね。

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以上となります。今週も皆さんにとっていい週になりますように。

Good Week !!!

Youtube版(英語版)は下記からご参照ください。

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DBS Bank デジタル資産取引所をSGXと設立。仮想通貨の取引は来週にも。

スイス証券取引所と日本のSBIが組み、シンガポールにデジタル取引所を開設するとブログであげたばかりですが、今日は、東南アジア最大銀行DBSが、SGXシンガポール証券取引所と、デジタル取引所開設するというニュースが入ってきました。なんと、仮想通貨取引は来週にも可能とのこと。

Youtube版はこちらご参照ください。

DBSデジタル取引所をSGXと開設!来週にも仮想通貨取引開始。Tokenization, Tradingとcustody。Digital Asset Full Service提供! - YouTube

 

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シンガポール証券取引所が取引所が10%出資して、Monetary Authority of Singapore(日本の日銀、金融庁みたいなところ)から基本的な承認をえたとのこと。

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DBSのプレスリリースがこちらになります。デジタル資産のエコシステムを提供するというメッセージが素晴らしいですね。資産に、デジタルで権利書を付与し、証券化をし、そのデジタル資産を取引する場所を提供し、デジタル資産の保管サービスを提供する。かなりの需要が見込めると思います。

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こちらがSGXさんとの写真。左から、SGXCEO, SGX Head of Equity, DBS Head of Capital Market、そして、DBSCEOとなります。

 

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認可を受けるライセンスは、Recognized Market Operatorライセンスのようです。MASのウェブサイトには、昨日現在では、今回立ち上げるDBS Digital Exchangeの名前がなかったのですが、FULLに認可が下りたら記載されるのでしょうね。

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DBSがこのDBS Digital Exchangeで提供する3つの主要サービスは、下記となります。

1.Security Token Offerings Service

2.仮想通貨取引所設置

3.デジタル資産のカストディサービス

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1.Security Token offeringsサービス

こちら聞きなれない用語で、早速なにかを調べてみました。まず、”Token”とは、用語集では、企業や団体が独自で発行する電子権利証とのこと。

今までの用語というか世界にあてはめてみると、まず、権利書とは、財産法の観点からは、一定の権利が担保された証明書・法的証拠。そして身近で思いつくものは、例えば、不動産の権利書。こちらは、自分が所有している不動産の詳細データ(所有者含め)、法務局(中央政府の一機関である)に記録(登記)され、不動産取引をする場合で、買い手に不動産の概要や、自分がその権利者であることを証明するためには、法務局にいって権利書は発行してもらっている(その権利書の信ぴょう性は、法務局の捺印や、法務局が電子透かし技術などで複写した証明書で担保される。

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このブロックチエーン(分散型台帳技術)とは、分散された台帳をみんなで共有することのできる技術とのこと。

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そして、このブロックチエーンの分散型台帳技術(DLT)により、(法務局とか、どこか中央で権威がある機関ではなく)企業や団体が、自分がもつ財産に、デジタルで権利書を付与できることができるようになった。

 

そして、セキュリティトークンという用語をみてみると、

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ブロックチエーン上で発行される電子権利書のうち、証券の性格を有するものをセキュリティトークンというようだ。証券の性格を有すると、自分のもっている資産を証券(小口)化し、取引上でいろいろな投資家から資金を調達することができる。Security Token Offeringの用語解説もみつかりましたので、下記ご参照。

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ま、株式という証券は、もともと会社の所有権を(小口)証券化して、証券取引所で売買している状況。これからは、株式だけでなく、いろいろな権利や資産、例えば、著作権、特許権、ワインなどの証券化が、発行者である企業や団体が、独自で発行できるようなるということかと。

 

下記ウィキに記載されているように、投資家が、既存の資産同様、投資家の地位、所有権、配当を受ける権利があることをデジタル上で証明することが可能になったのですね。

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いやはや、歴史を振り返ると、いろいろな資産が取引され、チューリップの球根が高値で取引された時代もありましたよね。。。今は、仮想通貨。そして既存の資産がデジタル化された資産。すごい金融革命が起こっている感がします。

 

2.仮想通貨取引所設置

下記記事によると、4仮想通貨(ビットコイン、イーサリアム、リップル、ビットコインキャッシュ)と4通貨(米ドル、香港ドル、シンガポールドル、日本円)が取引可能で、取引に伴う手数料は10bp (0.1%)とのこと。今までは、別途仮想通貨専用の取引所に口座を開設し、お金を移して取引する必要があったのですが、これからは、今まで取引していた銀行で対応可能になるなんて活気的です。

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こちらが仮想通貨のシェアになります。

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スタンダードチャータード銀行も、機関投資家向けに仮想通貨取引のプラットフォームを提供すると今週アナウンスがありましたね。

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3.デジタル資産のカストディサービス

 

デジタル資産は、その性質がデジタルゆえ、簡単に削除されたり、だれかに(ハッキングされて)所有権が書き換えられていたり、換金されてたり、保管するのにも心配です。このカストティサービスとは、デジタル資産を、保管、管理してくれるサービス。

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保管する人、機関は、その人・機関自体信用できるかに加え、しっかりとしたセキュリティを整備しているのか、セキュリティがハッキングされた場合しっかり対応してくれるのか、いろいろな不安があります。東南アジア最大の銀行で、今まで取引をしていた銀行が保管してくれると安心ですね。

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今週シンガポールで、INGがカストディサービス参入のアナウンスがありました。

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Fideltyも10月末にシンガポールで参入発表してますね。

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この一週間、Singapore Fintec Festival、その名のとおり、新しい発表が次々と発表がありました。来年は、デジタル銀行の整備もはじまり(実際のサービス提供は2022年初頭のようですが)、FINTECHがついに実際に目にみえるサービスとして現実化する元年になるのかなあ。

 

今日もブログ読んでいただきありがとうございました。

youtube版は下記からご参照ください。

youtu.be

 

SBIとスイス証券取引所が、シンガポールをベースとしたデジタルアセット取引所設置準備!

皆さん、こんにちは!Bruceです。

 

今週のSingapore Fintech Festivalも今日で終了。いろいろなニュースが発表されましたが、日本のSBIのニュースがありましたのでピックアップしました!

Youtube版はこちらになりますー https://youtu.be/0zN7CPh1vIE

 

あの、元ソフトバンクグループで、地方創生で今ホットなSBI社が、シンガポール証券取引所SIXと協業して、シンガポールにデジタル資産の取引所を設置とのニュースがありました。Monetary Authority of Singaporeの承認次第だが、2022年までには営業(デジタル資産の、発行、取引、保管事業)を開始したいとのこと。

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日本語でも記事がでています。北尾さん、まだ一線で日本の金融界を牽引されているのはすごいですね。野村証券出身で、僕は、20年以上前に(何を思ったかそのとき、ソフトバンクファイナンスだったかなー)面接で会っていただいたことがあります。僕はもう第一線で活躍している人を、こうやって追ってる状態なのに、面接された北尾さんがまだ一線。いやはや、頭が下がります。

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SBIからのプレスリリースも出てますね。

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機関投資家の仮想通貨などのデジタル資産への需要が急増が背景。f:id:FIREInvestorBruce:20201211184356p:plain

デジタル資産自体が増えて、その取引も増えれば、取引を行う取引所の需要は当然のごとく増加する。デジタル資産とは、主にDisttibuted Ledger Technology(DLT)をベースで発行された資産をいうようです。f:id:FIREInvestorBruce:20201211184420p:plain

 

日本でも野村グループが、今年3月にデジタル債を発行。

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シンガポールでは、テマセックとHSBCがOlamのデジタル債権をパイロットで発行しましたよね。僕はOlamの債権を複数持ってまして、他人事ではないなという感じで、今保有しているOlamの債権が満期を迎え、もし借り換えで債権を新発するときは、デジタル債になるのかなあ。

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ここでデジタル資産=DLT (Distributed Ledger Technology)ベースで生成された資産とは何か確認してみたい。

 

まず、DLTとは、技術名で、この技術により、資産の売買取引記録を複数の場所に同時に保管が可能になるとこのと。売買の記録=台帳が、どこか中央サーバーとかで集積するのではなく、同じ記録=台帳をみんなで共有できるようにする技術のようです。

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次に、では分散された台帳をみんなで共有する技術にもとづいて、資産の権利が担保され、証券化・商品化され、取引・保管されると、今の通常の場合と比べて何が違うんだろう。3つのメリットをコメントしてあったサイトが下記。

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1.中間業者というか、中間組織というか、間にはいるもの、人、中央でまとめるものを省くことで、取引コストが軽減される。

2.分散された同じものを、複数人で管理することで、今までより安全。取引記録や契約が中央に集積され、もしそこが、サイバー攻撃されてしまえば、その記録はそこで消失してまうかしれない。

3.取引情報や契約が、皆で共有されるので透明性が高い。

とのことでした。

 

今日もブログよんでいただいてありがとうございました。

今日も皆さんにとって、いい日になりますように。Good Day by Bruce

Youtube版はこちらになります

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世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)2021年5月シンガポール開催 Global Technology Governance Summit4月に東京開催

この日世界で取り上げられたニュースは、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)が、ダボスではなく、2021年5月にシンガポールで開催されるとのニュース。

Youtube版下記で参照ください  https://youtu.be/ydHiND-Uz5I

 

 

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ダボス会議とは、スイスに拠点をおく、非営利団体世界経済フォーラム(World Economic Forum)の年次総会を、ダボス会議といいます。毎年、誰がダボス会議に出席するか話題になりますね。世界でいろいろな会議があるなかで、どうしてこの会議がそれほど騒がれるのか、皆行きたい会議かといえば、ビジネス、政治、学会をまたいで、世界中の角界のエリートやリーダーが集う世界賢人会議のような特徴があるからだと思います。いやー僕は僕の人生ではいけなかったが、(正式な参加者、招待者でななく)ひょっとしてシンガポールで開催される際のボランティア参加なら可能かも!

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World Economic Forumのウェブサイトにもニュースリリースが掲載されています。世界中の候補地のなかで、Singapore was Best to hold the meeting - "BEST"という表現に目がいきます!

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WEFのリリースで気になったのが、シンガポールでの年次総会(5月13日から16日)の前に、東京で4月6日と7日にGlobal Tech Governance Summitが開催されるという記事に目がいきました。

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東京の会議の専用ウェブサイトもありました。これは、東京オリンピックは開催される!という気がしていました。来年の7月は東京かなあ!

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シンガポールのMinistry of Trade and Industryからもプレスリリースが出ていました。

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Strait TimesがChan大臣のコメントをレポートしているのですが、シンガポールのこれまでのコロナ対応に対して、国際コミュニティから信頼と自信をえたことがコメントされていますね。また先月International Energy Weekを成功裏に終わらせたことも伝えられています。

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CNBCからは、ダボス会議のスイス国外開催は、1971年に始まって以来2度目。アジア初とのこと。また、アジアのスイスとしてシンガポールが紹介され、来年5月のダボス会議は、世界のリーダーが集まるIn persons人と人が実際に会うMeetingイベントとなり、コロナからの回復を世界に示すことになるだろうとのコメントがありますね。

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また2018年に、米国トランプさんと北朝鮮金正恩さんの会議を成功裏に終わらせたことも紹介されています。

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ロイターからは、

コロナ状態を早期に正常化させたシンガポールは、明白な選択とし、ライバルの香港は政治的なテンションの高さから見送られたと報道されています。

f:id:FIREInvestorBruce:20201210170707p:plainアジアへのシフトは、お金の流れからいっても明白という見方も紹介しています。世界の831人のビリオネアのなかで、アジアは現在世界の38%を占めるとのこと。欧米と比べてSelf Made自分の手で成し遂げた人が多く、今後も拡大していく兆候は変わらないとのこと。

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2020年億万長座の国別ランキングでは、上位15か国中8か国をAsia Pacificが占めています。シンガポールは、日本と同じ15位ですね。

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 きれいで、安全で、世界最高級の空港を保有するシンガポール。富裕層のハブであり、アジアからこれからもっと多くのビリオネアが生まれるなか、シンガポールは恒久的な富裕層のハブとなるだろうとコメントしています。

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気は早いのですが、シンガポール国内での開催地として、マリーナベイズサンズ、セントーサがあげられています。世界のDefence会議を毎年主催していたシャングリラも候補地にあがっているようですね。

 

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今日もブログをみていただきましてありがとうございました。

今日も皆さんにとっていい日になりますように。Good Day !

Youtube`版は下記参照ください。

今週はSingapore Fintechイベント!Bill GatesはじめSpearkers陣が凄い

2020年12月7日から11日、SFF (Singapore Fintech Festival) x SWITCH (Singapore Week of Innovation and Technology)がシンガポールで開催!

Youtube版下記で参照ください https://youtu.be/HaNNpYGZmis

 

Starit TimesにはBill GatesなどのStar Speakers登場の記事が掲載されました。

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シンガポール副首相Heng Swee Keatさんがオープンスピーチ。首相府のウェブサイトにもその様子がトップで伝えられました。

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SFFXSWITHのウェブサイトはこちら。

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このページで驚いたのは、SFFのOrganizerがMonetary Authority of Singapore(MAS)であること。日本銀行が、日本で世界へ向けて、このようなFINTECHのイベントをOrganizeし、日銀総裁がオープニングスピーチしている姿が浮かぶでしょうか?FRB/ECB同様、中央銀行がOrganizeしている光景は頭に浮かばないなあ。ちなみに、シンガポール副首相Heng Swee KeatさんはMonetary Authority of Singaporeの前総裁。この方が次のシンガポール首相になる予定ですが、MAS総裁から、副首相、そして首相という感じで、MASはシンガポール政府の根幹をなしているのかなと思いました。

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Strait Timesは、主催者MAS総裁Ravi Menonさんのインタビュー記事を掲載

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Raviさんのポッドキャストがこちらのウェブサイトに掲載されているのですが、下記4点をコメントされていました。

  • Singapore Fintech Festivalをこのコロナの状態で、どう実現化させたか
  • コロナは、技術が主導する金融成長にどんな意味がある
  • コロナ後、デジタル銀行はどう成長するか
  • 革新的な金融は、他のシンガポール経済にどう寄与するか

さあ、ここでwebサイトに掲載されたSpeakers陣をみてみましょう。

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言わずもがなBill Gatesさん。僕はMicrosoftに6年ほど勤務したことがあって、Bill Gatesがニューオリンズの社員総会で宇宙服を着て出てきたときに生Gatesみたなあ。Microsoft/Google CEO。NZ首相。世界最大投資会社Blackrock創業者&会長。世界ITサービス会社INFOSYS創業者&会長。

 

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シカゴ大ビジネススクール教授Rajanさん。シカゴ大ビジスクール卒業生としては、誇らしい瞬間。Rajanさんは、全インド中央銀行総裁。シンガポールにもよく来られ、CNBCにコメントしたり、卒業生の会にもきてくれてます。

 

CITIのincoming CEO Jane Fraserさん、今Hotな方ですよね。米国4大銀行(JPMorgan, Bank Of America, Citi, Wells Fargo)で初めての女性CEO。ハーバード、マッキンゼーとピカピカのバックグラウンドですね。

 

アジアでKey Speakerで紹介されたのは、中国のXiaomi Fengさん。Xiaomiは、最近株も急回復を示し、FIntechのなかでも、香港で昨年デジタル銀行ライセンス認可を受けましたね。シンガポールのデジタル銀行ライセンスは惜しくも落選しましたが。

 

そして、仮想通貨業界2位のEthereum創業者も出るんですね。

 

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4大Payment会社、Paypal, Mastercard, Visa, PaytmのトップがSpeakerとして並んでいます。Paytmの主要株主は、あのAnt Financeです。

Singapore Week of Innovation and TechnologyのSpeakerもみてみましょう。メインスピーカーには、下記9名の方。

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Webankは、Tencent系ですね。東南アジア最大シンガポールのインタネット会社SEA. 

インドネシアユニコーン(Travel booking etc)のTraveloka、新進気鋭のecommercek際者Shopback.  Shopbackは、4,5年前までBlock71の一室でがんばってたStart upがここまで大きくなったんですね。

このFestivalにあたり、Singapore Fintech AssociationがBusiness Timesのインタビューに答えていました。

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2020年はコロナで大変な1年だったが、4月には、MASが125m fundを設定したり、シンガポール1bユニコーンクラブ Razorが68m 香港のFintech企業AMTD group Raserが50mのブリッジローン、株購入や転換社債によるサポートがされました。協会も6m Grantを展開。

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そして、今回復が目にみえてきている。コロナは大変だったが、全ての世代、ビジネスで、デジタル金融が加速度的に浸透したことがみてとれた。

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デジタル銀行もはじまり、短期的に高い預金金利を享受したり、融資金利は低くなるだろう。何よりも、長期的には金融の世界を大きく、よりよく変えていくだろうともコメント。

そして、コロナはシンガポールにとって絶好のチャンスかもしれない。世紀のチャンスといってますね。シンガポールは、とてもすばやくsafe havor - 法律や規制があまりかからない場所になりつつあって、成長するデジタル経済のハブとなってきているとコメントしています。

 

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